後日談: ~おまけ~ あの国にて
「サン、またあの不思議な話を聞かせておくれよ」
「あ、うん」
時代は数百年遡る。
ここは、イルミーネと呼ばれている国。
国王トトは隣国の王サングに不思議な話を聞いた。
「時代を超えてどこにでもいけるってお宝の伝説が、我がバストール国に残っててさ」
サングは独自に調査を進め、それが自城の地下に眠っていることを知った。
「おまえのいうオカルトグッズだと思ったわけだ。だけど、これが本物だったんだ!」
「どうして、私を呼んでくれなかったのさ!私そういうの大好きなのに~」
トトは有名なオカルティストである。口を尖らせて、不機嫌を露にした。
「もう、おまえの誕生日だろ?だから、プレゼントしようとしたんだよ!それが、見つけた途端にいきなり光りやがって、オレはあっと言う間に知らない世界へ突入さ!」
大げさに両手を広げながら、サングは語った。
「ちょうど、マントマン衣装を着ていたんで、目の前に襲い掛かる奴らをばったばったと倒してみた。そんで、ちょうどいいところで『このへんでヒーローかっこよく消え去る』なんて思ったら、オレはバストール国の城に戻ってたわけだ。そうして、お宝が空中へ浮かび四方へ飛んでいってしまった。伝説によれば、一度使ったお宝は世界中に飛び散り、何百年かの眠りにつくという・・・」
「よくありがちな話ですね。兄上の誕生日プレゼントが間に合わなかったとはいえ、よくそんな作り話を・・・」
冷たい瞳で現れたのはトトの弟ジュール。
サングとは昔から犬猿の仲だ。
「そうじゃねぇよ!本当なんだってば!」
「私は信じるよ。でも、なくなってしまったのは残念だね」
「私は信じられませんね。科学的に検証してもまったく真実味がありません」
ジュールは反オカルティストで有名だった。大変、理論的な人物なのだ。しかし、兄のことはこの上もなく愛していた・・・。
サングがジュールに掴みかかったところで、トトはポツリと言った。
「何百年後の誰かが、それを使ってどこに行くのかとか、それを手にするまでの冒険談を聞いてみたいよね」
「まぁ・・・そうですね」
ジュールも頷いた。
サングは憎憎しそうな顔で、ジュールを解放する。
「ところで、サンは行った先に心当たりはないの?」
「う~ん、実は昔一度勝負したチョコミントアイスとかいう奴のことを一瞬思い出したんだけどさ。あれがあいつのいる世界なのかどうかはわからないんだ」
「ふーん」
サングの話した不思議な話が、数百年後に再現されるとは誰も知らなかった。
「あ、うん」
時代は数百年遡る。
ここは、イルミーネと呼ばれている国。
国王トトは隣国の王サングに不思議な話を聞いた。
「時代を超えてどこにでもいけるってお宝の伝説が、我がバストール国に残っててさ」
サングは独自に調査を進め、それが自城の地下に眠っていることを知った。
「おまえのいうオカルトグッズだと思ったわけだ。だけど、これが本物だったんだ!」
「どうして、私を呼んでくれなかったのさ!私そういうの大好きなのに~」
トトは有名なオカルティストである。口を尖らせて、不機嫌を露にした。
「もう、おまえの誕生日だろ?だから、プレゼントしようとしたんだよ!それが、見つけた途端にいきなり光りやがって、オレはあっと言う間に知らない世界へ突入さ!」
大げさに両手を広げながら、サングは語った。
「ちょうど、マントマン衣装を着ていたんで、目の前に襲い掛かる奴らをばったばったと倒してみた。そんで、ちょうどいいところで『このへんでヒーローかっこよく消え去る』なんて思ったら、オレはバストール国の城に戻ってたわけだ。そうして、お宝が空中へ浮かび四方へ飛んでいってしまった。伝説によれば、一度使ったお宝は世界中に飛び散り、何百年かの眠りにつくという・・・」
「よくありがちな話ですね。兄上の誕生日プレゼントが間に合わなかったとはいえ、よくそんな作り話を・・・」
冷たい瞳で現れたのはトトの弟ジュール。
サングとは昔から犬猿の仲だ。
「そうじゃねぇよ!本当なんだってば!」
「私は信じるよ。でも、なくなってしまったのは残念だね」
「私は信じられませんね。科学的に検証してもまったく真実味がありません」
ジュールは反オカルティストで有名だった。大変、理論的な人物なのだ。しかし、兄のことはこの上もなく愛していた・・・。
サングがジュールに掴みかかったところで、トトはポツリと言った。
「何百年後の誰かが、それを使ってどこに行くのかとか、それを手にするまでの冒険談を聞いてみたいよね」
「まぁ・・・そうですね」
ジュールも頷いた。
サングは憎憎しそうな顔で、ジュールを解放する。
「ところで、サンは行った先に心当たりはないの?」
「う~ん、実は昔一度勝負したチョコミントアイスとかいう奴のことを一瞬思い出したんだけどさ。あれがあいつのいる世界なのかどうかはわからないんだ」
「ふーん」
サングの話した不思議な話が、数百年後に再現されるとは誰も知らなかった。