ここは、SSG=某国宇宙人保護機関。
午後8時からの最終トレーニング。
几帳面で時間には正確なリヒャルト長官の姿が見えない。
いつもならこの時間、鬼のように厳しい眼差しを、つねに隊員に向けているのに。
何事かと、隊員が長官室までやってきた。
「失礼します。長官殿…」
すると部屋の中から、声がした。
「今、長官殿は着替え中である。
トレーニングルームにて待つように」
「はっ…」
と言ったはいいものの…
「どうして、おまえがそこにいるんだ!RQ?!」
返事をしたのが、長官本人でない事を訝しむ。
謎の多い同僚:RQ。
「ともかく、長官殿がそうおっしゃっているんだ。
従え!」
「・・・・」
何か釈然としないものを感じながら、彼は長官室を去っていった。
…抵抗したのに、どういうわけか勝てなかった…。